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「イ・ボミは燃え尽きた説」を否定。
2018年はもっと自分に厳しく (3ページ目)

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 ゴルフを楽しめていなければ、試合をしていても楽しくないのは当然だった。昨季は、イ・ボミのトレードマークである、弾けるような笑顔があまり見られなかったのもよくわかる。

 それでも、イ・ボミは苦しいシーズンを最後まで戦い抜いた。そして12月初旬には、実家がある韓国・水原で開催された韓国のファンクラブ主催の忘年会に参加した。

 イ・ボミだけでなく、母ファジャさんら親族も参加し、食事を楽しみながら多くのファンとの交流を図った。数々の余興も行なわれ、会場内は終始笑いが絶えなかった。

 その中で、イ・ボミも非常にリラックスしていた。日本では見られないような、柔らかい表情で、眩いばかりの笑顔を振りまいていた。多くの方々から声をかけられ、彼女の人徳の高さ、誰からも愛される姿がとても印象的だった。

 大いに盛り上がった会が終わりを迎える頃、イ・ボミに少し話を聞いた。2018年はどのようなシーズンにしていきたいのか、それだけはどうしても聞いておきたかった。

「(2017年シーズンは)他の選手たちが試合に全力投球しているのに、私ひとりで『これぐらいでいいいかな』と言ったら大げさですが、そうやって自分のプレーに満足してしまう部分がありました。そんな状態でしたから、他の選手よりも、私の成績や結果が落ちるのも当然です」

 2017年シーズンは、戦いの舞台におけるイ・ボミと他の選手との意識が違った。にもかかわらず、自らを奮い立たせることができなかったことを、彼女は悔やんでいた。

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