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【木村和久連載】スポーツ庁発表の
データに見る、意外なゴルフ人気 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 話を戻しますが、ゴルフの男性10.6%という数字は、年に1回以上はラウンドしたという人の数値で、別枠にゴルフ(練習場、シミュレーションゴルフ)というデータもあって、そちらも男性は8.5%となっております。

 こうした点から見ても、このデータには信ぴょう性があります。そのデータにおいて、他のスポーツよりもメジャーだったのが、うれしいですね。

 とはいえ、実のところ、ゴルフはヘビーユーザーに支えられているのが実情です。ゴルフの会員権を持ってメンバーになっている方は、普通に月2回くらいは行きますから。その数が、各コースに100人ぐらいいるとして、およそ25万人ですか。まあ、その数十万人が、700万というゴルフ人口を支えていると言っても過言ではありません。

 この先、ヘビーユーザーがゴルフを引退したら、どうなるんだろう? そんなことを心配していると、またしてもニュースが飛び込んできました。

 これまた、スポーツ庁から発表されたものです。スポーツ庁長官の諮問機関、スポーツ審議会が2017年からの5年間における「第2期スポーツ基本計画」を長官に答申したそうです。

 それによると、2020年東京五輪を機に「1億総スポーツ社会」実現を目指し、2025年までに国内スポーツ市場を15兆円にするんだとか。

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