オフに「お酌の練習をした」松山英樹。2017年初戦も2位と好発進 (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuihci

「何がいい、というわけではないけど、うまいことミスを少なくしてプレーできたのがよかった。そして、序盤でいいバーディーを決められたので、波に乗ることができた。(スイングは)毎日そうなんですけど、終盤になるとブレ始める。そこが、明日(最終日)はネックになるかな。また、(首位の)J・トーマスにはウィークポイントがない。飛距離もあるし、ショートゲームも素晴らしく、パットもうまい。彼に追いつくためには、相当(スコアを)伸ばさないといけないと思う。まあでも、何かきっかけが見つけられたら、(優勝の)チャンスはあると思います」

 迎えた最終日、いきなり1番で松山がボギー。出だしでつまずいて、トップのJ・トーマスとの差は前半9ホールを終えて5打差に広がった。それでも後半、松山が猛追。14番で松山がイーグルを決めると、15番でJ・トーマスがダブルボギーを叩いて、ついに松山が1打差まで迫った。が、最後はJ・トーマスが17番、18番と連続バーディーを決めて松山を振り切った。

「(首位に)1打差となったときにはチャンスがあると思ったけど、15番で(バーディーを奪えず)追いつくチャンスを逃した。続く(パーで上がった)16番もそう。そこで、相手に余裕を与えてしまった。それが(J・トーマスの)17番のいいショットにつなげられた。もう少し(自分が)レベルの高いゴルフができていれば、最初からジャスティンを苦しめられたと思うけど、さすがに最後のほうだけでは厳しい。彼には十分に余裕がありましたね」

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