2017年シーズン、イ・ボミが求めるもの「結婚ではありませんよ」 (3ページ目)
さて、2年連続で賞金女王に輝き、昨季も女子ツアーのタイトルを総なめにしたイ・ボミ。日本でまだ他に手にしたいものがあるのだろうか。
「そうですねぇ......、私が日本に来てもう6年。あまりにも時が経つのが早すぎて、ちょっと驚いています(笑)。日本の生活に慣れなきゃいけないとか、結果を残さないといけないとか、そういう気持ちを常に持っているので、早く時間が流れてしまうのでしょうね。そうやって過ごしていると、まだまだやるべきことがあるように思えてくるから不思議です」
そのやるべきこととは何なのか――次に、イ・ボミの口から出てくる言葉が気になって仕方がなかった。あえて、こちらからは何も聞かずに、その答えをじっと待っていると、彼女はこう言った。
「え~っと、結婚ではありませんよ(笑)」
いきなり、そんな冗談を織り交ぜてくる。それもまた、イ・ボミらしく、彼女のよさである。
「ゴルフで結果を出したい気持ちがあるので、結婚はまだまだ先の話です。それよりも、やるべきことがたくさんあります。日本で通算20勝をマークして、韓国ツアーの永久シードが取れたので、どうなっても現役を続けられるようになりました。だから、引退することもずっとないですよね。そうなると、あと達成できていないのは、平均ストローク69台や、海外メジャーの優勝になりますね。ただ、明確な目標はこのオフにしっかりと考えていきたいと思います」
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