松山英樹&石川遼「夢のタッグ」がワールドカップ制覇をガチで狙う (5ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 強豪アメリカは、リッキー・ファウラー(27歳)と全米プロ選手権の覇者ジミー・ウォーカー(37歳)が参戦。イギリスは、マスターズ王者のダニー・ウィレット(28歳)とリー・ウエストウッド(43歳)のコンビで挑む。その他の国も、世界ランキング上位のそうそうたる面々が顔をそろえる。

 だが、松山と石川も負けてはいない。特に松山は、覇権奪取へ並々ならぬ意欲を持っているという。石川が語る。

「英樹は『(W杯に出場する)メンバーはいいけれども、本当に優勝だけを目指してやっていこう』と言っていた。『絶対に優勝したい』と。『だから、遼もあと3カ月でしっかり仕上げてくれ』って。当初、そのモチベーションの高さには、マジかよって思ったほど。その思いに自分も応えたい」

 今年は、リオデジャネイロ五輪で112年ぶりにゴルフ競技が復活し、例年にない盛り上がりを見せたゴルフ界。今度はW杯で、世界のトップ選手が国の名誉をかけて戦う姿が見られる。まさに世界のゴルフファンが注目する、今年最後の熱い戦いの舞台となる。

 はたして松山と石川は、熾烈な争いを制して、日本に3度目の優勝をもたらすことができるのか。その戦いぶりから目が離せない。

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