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【木村和久連載】スランプに陥ったとき
どう対処すればいいか

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第65回

 みなさん、日夜ゴルフに励んでいると思いますが、最近の調子はどうですか?

「絶好調」ですか? ならば結構。でもね、「何で好調なのか、述べてください」と言われると、みなさん返答に困るようです。

 まあ、好調のときは別に理由を語れなくても困らないのですが、問題は不調のときです。叩く理由を見つけないと、対処のしようがありません。そんなわけで、調子の悪いとき、どうやって乗り切るか、それを述べたいと思います。

(1)練習場はひらめきの場所である
 程度の違いはあれ、調子が悪いなら練習場で打ってみることが大切です。けど、調子が悪いまま練習をすると、変なボールばっかり出ます。これはもう、どうしようもありません。いっそレッスンプロに見てもらおうかと、藁(わら)にもすがる気持ちになりますね。

 実は2年前、私は何を打ってもまったく当たらないスランプに陥りました。このときは、焦りながらも練習場でやみくもにボールを打ちました。そして、練習開始3日目で、ようやくあることに気づいたのです。

 俗に言う「ひらめき」ってやつですね。「ダウンスイングの軌道がアウトから入りすぎている」ことに気づき、これを矯正することに......。といっても、そんな簡単なことじゃなくて、そこからは話が長くなるのではしょりますが、半年かけてようやく、90台前半くらいのスコアが出せるようになりました。

 ここで言いたいことは、自分で工夫して練習をやっていると、突如"神が降りてきて啓示を与えてくれる"ことがある、と。

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