2016.01.13

米ツアー2年目の横峯さくら。悲願の優勝へ準備はできているか

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 昨季、米女子ツアー本格参戦を果たした横峯さくらが、「今季はスタートダッシュを決めたい」と、2年目の飛躍へ意欲を見せている――。

米ツアー2年目を迎える横峯さくら。ツアー優勝への期待が高まっている ルーキーシーズンとなった昨季は、26試合に出場してトップ10フィニッシュが2回。自身の最終戦となったロレーナ・オチョア招待(11月12日~15日/メキシコ)での5位が最高位だった。期待されたツアー優勝は飾れなかったものの、およそ38万ドル(約4500万円)を獲得し、賞金ランキングは44位。賞金ランク80位までに与えられる翌年のシード権獲得は難なくクリアした。

 この成績をどう捉えるかは、意見が分かれるところかもしれない。2009年日本女子ツアーの賞金女王であり、その後も日本のトッププレーヤーとして活躍してきたことを考えれば、この結果では決して「満足できない」と言う人はいるだろう。

 一方で、日本とはまったく違う環境でのプレーとなり、しかもそのシーズン1年目。なおかつ、シーズン開幕から3試合連続予選落ちという苦しいスタートを切ったことを考えれば、この結果は十分に「健闘した」という見方もできるのではないか。

 どちらにせよ、全26試合に出場した横峯が、精力的に米ツアーに挑んでいたことは確かだ。特にシーズン終盤は休むことなく、10、11月のアジアシリーズから、メキシコ開催のロレーナ・オチョア招待まで、長距離移動を伴いながら6試合連続出場というハードスケジュールをこなした。当初は、その後のツアー最終戦となるCMEツアー選手権(11月19日~22日/フロリダ州)参戦も視野に入れていたが、さすがにそのタフな日程をこなすのは無謀と判断したのだろう。ロレーナ・オチョア招待で5位に入ってシーズンを終えた。

 横峯がそこまで戦い続けたことには、ワケがある。