米ツアー2年目の横峯さくら。悲願の優勝へ準備はできているか (4ページ目)
とはいえ、横峯自身、1年目の結果に満足しているはずがない。前述したように「健闘した」と周囲は見ていても、本人は「悔しい!」と思っているに違いない。横峯は言う。
「私は、トップ10入りもしたけど、予選落ちもある。それだけ、波がある選手。日本ツアーであれば、『多少(調子が)悪かったな』と思っても予選を通ることがあるけど、こっちではそうはいかない。大事なことは、その波を少しでも小さくすること。それが実現できれば、上(優勝)も見えてくると思う」
そのために、このオフも精力的にトレーニングに励んでいる。
「(米ツアーで優勝するには)もっともっとうまくならないといけない。特にショートゲームの精度がまだまだ足りないと思う。そこは、しっかりと練習していきたい」
外国嫌いだったはずの横峯。しかし今、彼女の戦う姿は米ツアーにある。その舞台で狙っているのは、もちろん優勝という結果だ。昨年12月、30歳となった彼女の“挑戦”が実ることを期待したい。
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