松山英樹、全米オープンでも勝てる「器」を証明した池ポチャ (4ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 何はともあれ、松山はもはやその程度のレベルの選手ではなくなった。“ウイナーズサークル”にいる選手であって、今やどんな大会でも優勝争いに絡んでこられる存在。そういう意味では、全米オープンでもチャンスはある。ただ、今度の全米オープンと、セントアンドリュースで行なわれる全英オープン(7月16日~19日/スコットランド)は、かなりタフな戦い。そこで、優勝できなくても、上位争いに加わることができれば、ゴルフのゲームの幅が広がって、相当な自信になるはず。松山にとってこの2戦は、今後に向けてすごく大きな経験値になっていくと思う」

 メモリアル・トーナメントで5位タイに終わったあと、松山は「この悔しさを(全米オープンで)晴らせるようにがんばりたい」と語った。今季メジャー第1弾のマスターズ(4月9日~12日/ジョージア州)では、最終日に爆発して過去最高の5位でフィニッシュ。日本のファンを大いに沸かせた。全米オープンでは、それ以上の感動と興奮を味合わせてくれることを期待したい。

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