【ゴルフ】全英女子、宮里藍を復活させた「練習改革」 (2ページ目)
そのうえで、優さんは宮里藍のショットのよさも強調した。
「ショットに関しては、全米女子のときからすごくいい。とりわけドライバーの精度は、キャリアの中で1番じゃないかというくらいにいい」
実際、宮里藍の予選ラウンド2日間のフェアウェーキープ率は、70%超えという高い数字を残した。そのプレイぶりには、テレビ解説を務める村口史子プロも絶賛。宮里藍の決勝ラウンドでのさらなる飛躍に期待を寄せた。
「宮里藍選手の今のゴルフなら、アンダーパーで回れるはず。とてもショットがいいですから、惜しいバーディーパットさえ決まってくれば、もっと上にいける。それに、おそらく今回は(あまりスコアが伸びずに)我慢比べの大会になる。そういう意味では、我慢が利く宮里藍選手には十分に(メジャー制覇の)チャンスがあると思います」
メジャー大会での戦い方を熟知している宮里藍本人も、決勝ラウンドへ向けて自信を口にした。
「メジャーで勝つには、どれだけ我慢ができるか、だと思います。そういう中で、今の自分は体調もいいですし、ショットもいい。せっかくいい状態ですから、この週末のプレイを楽しみたい」
スランプという苦しみを何度も経験してきた宮里藍には"耐え凌ぐ"という大きな武器がある。そして今、彼女の前には確実に光が見えている。その先に見据えているのはただひとつ、悲願の"メジャー制覇"である。
囲み取材の最後に、宮里藍は流ちょうな英語で海外メディアにも答えた。
「I Love Links course.(私はリンクスコースが大好きです)」
そろそろ、彼女に女神が微笑んでくれてもおかしくはない。
さて、宮里藍だけでなく、大挙11人が出場した日本勢は、上原彩子、佐伯三貴、原江里菜が3オーバー27位タイ。野村敏京と渡邉彩香が4オーバー34位タイ。宮里美香と森田理香子が6オーバー60位タイで予選ラウンドを突破。過去最高となる8人の日本人選手が決勝ラウンドに進出した。
はたして、決勝ラウンドではどんな結末が待っているのか。日本人選手が奮闘する熱き戦いから目が離せない。
第38回 全英リコー女子オープンゴルフ
テレビ朝日系列 地上波独占放送
【第3日】 7月12日(土)よる11時27分~(一部地域を除く)
【最終日】 7月13日(日)よる11時15分~
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