2014.07.10

【ゴルフ】「耐える」全英女子。期待は宮里藍の復活劇

  • テレビ朝日 全英リコー女子オープン取材班●構成 text by tv asahi RICOH Women's British Open crew

 第38回全英リコー女子オープン(以下、全英女子)が、現地時間7月10日(~13日)に開幕する。開催コースは、ロイヤルバークデールゴルフクラブ(全長6458ヤード、パー72)。2010年以来、6度目の開催となるこの舞台に、今年は史上最多11名の日本人選手が挑む。

 全英女子は、過去8年で7度、計11名もトップ10入りを果たすなど、日本人選手にとっては非常に相性のいい大会(内訳=宮里藍4回、佐伯三貴2回、上田桃子2回、不動裕理1回、宮里美香1回、比嘉真美子1回)。実力派が11名も出場する今年は、樋口久子(1977年の全米女子プロ)以来となる、日本人選手のメジャー制覇への期待が一層高まっている。

相性のいいコースで上位進出を狙う宮里藍 photo by Getty Images なかでも、注目されるのは、全英女子11回目の挑戦となる宮里藍(29歳)だ。

 確かに、宮里藍の現状は決して芳しくない。米ツアーでの今季最高成績がキア・クラシック(3月)の24位。直近3試合もすべて予選落ちを喫して、今季の米ツアー賞金ランクは85位に低迷している。4年前の2010年に一度はトップの座についた世界ランクも、今や53位にまで下降した。

 最大の原因は、彼女のゴルフの生命線でもあるパッティング。世界トップに君臨できたのは”パットのおかげ”と言ってもいいほど、宮里藍にとっては大きな武器だったが、それが絶不調。米ツアー本格参戦を果たした2006年以降、30を超えることなどなかった1試合の平均パット数が、今季は30.93(米ツアー111位。※7月9日現在)まで落ち込んでいる。

 発端は昨年9月、6年間使用してきたパターを換えたことだった。新たなパターのフィーリングが合わず、右に押し出す癖をつけてしまった。すぐに元のパターに戻したものの、いまだにかつての感覚を取り戻すことはできていない。