【ゴルフ】アマ選手名鑑。プロツアーで躍動する「6人の逸材」
4月のKKT杯バンテリンレディスで優勝した勝みなみをはじめ、今季の女子プロツアーではアマチュア選手が大奮闘。今後も各トーナメントで活躍が期待されている。ここでは、そんなアマチュア選手の中でも、特に注目の6選手を紹介したい。
勝みなみ(15歳)
かつ・みなみ。1998年7月1日生まれ。鹿児島県出身。鹿児島高校1年。今季は、KKT杯バンテリンレディス優勝。ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ(33位タイ)では、2日目にトーナメントレコードタイの「65」をマークした。【過去の主な成績】2010年全国小学校トーナメント優勝、2012年全国中学校選手権春季大会優勝、九州女子選手権優勝、2013年全国中学校選手権春季大会優勝、2014年ニュージーランドアマ(ニュージーランド)優勝 6歳のとき、母方の祖父・市来龍作(いちき・りゅうさく/74歳)さんのラウンドについていったのが、ゴルフを始めたきっかけ。その後、龍作さんの手ほどきを受けて上達するが、龍作さん曰く「クラブを大きく上げて、放り投げるように大きく振る。これしか教えていない」という。
それでも2010年、小学校6年生のときに、全国小学校トーナメントで優勝。中学2年生のときには全国中学校選手権春季大会を制した。さらに同年、九州女子アマ(九州女子選手権)を当時史上最年少の13歳で優勝した。そしてこの年、JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチーム入りを果たす。その後も九州、全国の各大会で活躍し、今年の日本女子プロツアーKKT杯バンテリンレディスで史上最年少優勝(15歳9カ月)を飾り、一躍時の人となった。
目標とする選手は、宮里藍。その宮里と5月のワールドレディスで同組ラウンドし、「一生の思い出になった」と語るほど感動していた。目標は「五輪で金メダルをとること」。趣味は音楽鑑賞。ラウンド中によく歌うのは、女性シンガーの西野カナの曲だという。優勝したKKT杯では、最終日の17番ティーグラウンドでおにぎりを頬張っていたことが話題になったが、好きな具は梅と昆布。勝負メシは餃子。ゴルフ以外で得意なスポーツは体操。バック転や側宙を難なくこなす。
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