【男子ゴルフ】世界最難関メジャー『全米オープン』4つの見どころ
細かいコースチェックを重ね、精力的に練習ラウンドをこなした石川遼。3度目の全米オープンでの活躍が期待される。 6月15日早朝(現地14日)、今季メジャー第2戦『全米オープン』が開幕する。
開催コースは、アメリカ・サンフランシスコ国際空港から車で走ることわずか30分、観光名所ゴールデンゲートブリッジをのぞみ、1998年以来5度目の開催となる、オリンピッククラブ・レイクコース。狭いフェアウェー、深いラフなど、メジャー大会の中で最も過酷なセッティングを、世界のトッププレイヤーたちが自らの持てるテクニックをすべて使い切って、攻略していく。
まさに世界の頂点を決するにふさわしい舞台。そこで繰り広げられる熱き戦いは見逃せない――。
point1.3度目の挑戦となる石川遼に躍進の予感
「Ryo!」「I love you!」
練習日から大勢のギャラリーが詰め掛ける会場で、アメリカの熱狂的なファンから大きな歓声を受ける、石川遼の姿があった。
まず注目すべきは、やはり日本の若きエースである。
2010年、難関ペブルビーチゴルフリンクスへ挑んだ、初めての全米オープン。首位と2打差の2位タイで予選を突破すると、3日目も7位タイと奮闘し、初出場にして最後まで上位で戦い続ける活躍を見せた。2011年、2度目の挑戦でも、最終日に6個のバーディーを奪う快進撃で、30位タイと健闘した。
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