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【ワールドカップ】アルゼンチン人はダラスに大集結 メキシコ人は日本を応援...各国のサッカー愛のかたち (2ページ目)

  • 後藤健生●文 text by Takeo Goto

【アメリカのサッカー熱】

 ダラスという街にいて"W杯らしさ"を感じるのは、まさに街頭でアルゼンチン人や日本人サポーターと出会う時だろう。そして、それは地元ダラスの人たちにとっても同じなのではないだろうか。「ああ、大きな大会をやってるんだな」。ダラスの人たちは、そう思っているはずだ。

 アメリカでは32年前の1994年にもW杯が開催された。

 当時のアメリカではサッカーはマイナーな存在で、記者席で隣に座っていたアメリカ人記者から「ゴール前のあの四角(ペナルティーエリアのこと)は何なんだい?」と聞かれたことさえあった。だが、今ではアメリカでもメジャーリーグサッカー(MLS)が根づきはじめており、アメリカ人もサッカーをよく知っている。

 だが、アメリカ人にとって、サッカーはまだまだ数あるスポーツのひとつでしかない。

 アメリカン・フットボール、バスケットボール、ベースボール(野球)、アイスホッケーが4大スポーツで、サッカーは競技人口は多いが"観るスポーツ"としてはようやくアイスホッケーに追いつきかけているところである。

 今年のW杯の決勝が開催されるニューヨーク(スタジアムはハドソン川を越えたニュージャージー州側)では、W杯開幕の頃にはバスケットの最高峰NBAで地元のニューヨーク・ニックスが53年ぶりに優勝したニュース一色だった。

 32年前にW杯が開かれた当時と比べて、アメリカでもサッカーというスポーツは社会的な認知度が上がっている。だが、開催都市ではかなり関心が高いとしても、W杯で国を挙げて盛り上がっているというわけではない。

 それに対して、日本がチュニジアと戦ったメキシコのモンテレイの雰囲気はまったく違った。

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