検索

中田英寿がセリエAにやってきた! またもワールドカップ出場を逃したイタリアサッカーの黄金期回想録 (5ページ目)

  • 利根川晶子●文 text by Akiko Tonegawa

 当時、ローマに住んでいた日本人は、「レストランやクラブに入って、日本人だとわかると、店中で『ナカタ』コールが始まるんだ。まるで自分がスターになったみたいで、かなり気持ちよかったよ」と言う。

 数年前に『グエリン・スポルティーボ』誌が当時の中田について特集を組んだが、そこにはこう書かれていた。

「短い期間しか所属していなくとも、サポーターの記憶に刻まれ続ける選手がいる。それがヒデトシ・ナカタだ」

 その中田の現役最後の舞台となったのが2006年ドイツワールドカップ。イタリアは決勝でフランスを破り、通算4度目の優勝を果たしている。だが、以後は2010年グループリーグ敗退、2014年グループリーグ敗退、2018年予選敗退、2022年予選敗退、2026年予選敗退......。イタリアの黄金時代はこれをもって完全に幕を閉じたのかもしれない。

(1)を読む>>>中田英寿が足を止めずに通り過ぎていくのは当たり前 「群れない」のではなく「高い境地にいた」孤高の人

(2)を読む>>>中田英寿からの労いの言葉で、全身の緊張が一瞬にして溶けた 親しい人には「すごく人懐っこい」一面も

5 / 5

キーワード

このページのトップに戻る