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市原吏音は日本代表のワールドカップメンバー入りも視野「滑り込みでも入れるように」

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Totsuka Kei

市原吏音インタビュー後編
(RB大宮アルディージャ→オランダ・AZアルクマール)

◆市原吏音・前編>>冨安健洋に次ぐ若さでオランダへ「移籍金はJ2史上最高額」

 先のU-23アジアカップでキャプテンを務めた市原吏音(いちはら・りおん)が、J2のRB大宮アルディージャからオランダ・エールディヴィジのAZアルクマールへ移籍した。

 2028年開催のロサンゼルス五輪世代を牽引する20歳のセンターバックには、さまざまなオファーが届いていた。そのなかからエールディヴィジを、AZを選んだ理由とは?

市原吏音は日本代表になるために海外に行く photo by ©2024 RB OMIYA Inc./Takasu Tsutomu市原吏音は日本代表になるために海外に行く photo by ©2024 RB OMIYA Inc./Takasu Tsutomuこの記事に関連する写真を見る「僕は大宮が好きですし、国内で移籍をするつもりはなくて、『海外へ行くなら大宮から』というのは決めていました。そのタイミングを、ずっと見計らっていたということです。

 オランダリーグは日本人が多くて、ある程度、日本人への理解もある。国民性もそうですし、リーグ的にも日本人にフィットしやすいのかなと。AZには代表選手でもある毎熊(晟矢)さんもいますし、日本人のトレーナーの方もいるし、世話役をしていただける女性の方もいると聞いたので、ファーストステップとしてこれ以上ない環境というか。何不自由ない環境だと思います」

 移籍を検討したのは、今回が初めてではない。ユースからトップチームへ昇格するタイミングを含めて、熟考を重ねてきた。

「移籍のタイミングって、夏と冬があるじゃないですか。代理人の方とも『いつがいいんだろう』というのを、これまで何度も話してきました。

 AZはずっと自分にアプローチしてくれて、自分をホントにほしいという熱量が一番強かったクラブと感じたんです。ほかのリーグへ行く選択肢もありましたけど、僕自身としては迷わずに『AZへ行きます』と伝えました」

 ロス五輪世代では、同学年のFW後藤啓介(シント・トロイデン/ベルギー)やDF小杉啓太(フランクフルト/ドイツ)らが、18歳からヨーロッパでプレーしている。昨年のU-20ワールドカップでともにプレーしたMF齋藤俊輔は、今冬にベルギー1部のウェステルローの一員となった。また、学年ではひとつ上になる塩貝健人は、今冬の移籍市場でNEC(オランダ)からヴォルフスブルク(ドイツ)へ移籍した。

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著者プロフィール

  • 戸塚 啓

    戸塚 啓 (とつか・けい)

    スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本サッカー』(小学館)

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