市原吏音は日本代表のワールドカップメンバー入りも視野「滑り込みでも入れるように」 (3ページ目)
【等身大の20歳がどこまで通用するのか】
「そこから5大リーグへ挑戦したいなとは思いますけれど、まずはやっぱりオランダでしっかり結果を残すことが一番です。なるべく早くAZでピッチに立って、いい報告ができるようにがんばりたいです」
センターバックとしてのクオリティは、ヨーロッパでも十分に通用する。空中戦でも地上戦でも、相手FWと競り合いながら跳ね返す力がある。プロ入り後は、シュートブロックの技術にも磨きがかかった。クロスやシュートをギリギリでブロックするシーンは、年代別の日本代表でもRB大宮でも、何度も見られた。
また、ビルドアップも冷静だ。相手のハイプレスを受けても、市原はすぐにボールを離さない。縦パスから横パスへプレーを変更することができ、相手のパワーを逆手にとってパスからドリブルへ切り替えることもできる。
等身大の市原が、オランダでどこまで通用するのか。どこまでステップアップしていくのか。
楽しみな挑戦が、ついに始まる。
<了> 取材協力:RB大宮アルディージャ
【profile】
市原吏音(いちはら・りおん)
2005年7月7日生まれ、埼玉県さいたま市出身。大宮アルディージャのアカデミーで育ち、2023年7月の天皇杯・セレッソ大阪戦でクラブ史上最年少18歳5日でのトップチームデビュー。翌年トップチームに昇格し、いきなり副主将に任命されてJ3優勝に貢献。日本代表歴は各カテゴリーで呼ばれ、2026年のU-23アジアカップではU-21日本代表の主将を務めた。2026年1月、オランダ1部のAZアルクマールに完全移籍。ポジション=DF。身長187cm、体重81kg。
著者プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
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