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市原吏音は日本代表のワールドカップメンバー入りも視野「滑り込みでも入れるように」 (2ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Totsuka Kei

【日本代表になるために欧州で活躍】

「同世代が行っているから自分も......っていう気持ちは特になくて。行くからには1年とか2年で帰ってくることがないように、と考えてきました。

 向こうへ行ってしっかり活躍して、きちんとプレーして帰ってくるのが自分のプランなので、それをできるのはいつなんだろうと。(6月開幕で)ワールドカップもあるのでそこを見据えて、最後に滑り込みでも(メンバーに)入れるようにがんばりたいなと思います」

 U-23アジアカップ優勝を決めた試合後のインタビューで、市原は「オリンピックもありますけれど、ワールドカップを目指してがんばりたいです」と今後の抱負を述べた。佐藤龍之介(FC東京)らロス五輪世代から日本代表入りしている選手もいるなかで、森保一監督が指揮するチームに食い込むイメージは固まっているのか。

「いや、まったく見えてないっすね。まだ、まったく見えてなくて」と、市原は顔の前で手を振った。

 ここまで一度も日本代表に選ばれていない選手が、チーム作りが最終段階へ入ったこのタイミングで招集されるのは、たしかに難しい。それでも、4年に1度しか巡ってこない機会なのだ。チャレンジする価値はある。ほんのわずかでも可能性を見出せるのなら、チャレンジしないなんてもったいない。

「日本代表のセンターバックにケガ人が出ているなかで、このタイミングで自分が海外へ挑戦して、ある程度のパフォーマンスと結果を残すことができれば、チャンスはあるんじゃないのかなとは思います。けれど、まだ向こうでスタートラインに立ったわけでもないので、謙虚にやっていきたいと思います」

 海外でプレーする最大のモチベーションは、日本代表に選ばれる可能性を拡げるためだ。高校生だった当時から「ヨーロッパのあのクラブでプレーしたい、というこだわりはないんです」と話していた。AZへの移籍が決まっても、「日本代表になるためにヨーロッパのクラブで活躍する、という感じなんです」と、変わらない思いを明かしていた。

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