サッカー日本代表・鈴木彩艶の市場価値が倍増! 若きGKを欲しがるビッグクラブ3選 (3ページ目)
【パルマの契約は2029年6月まで】
「プレミアリーグで自分の力を試してみたい」
近年、このように考える選手が増えてきた。世界最高峰リーグの舞台はプロである以上、やはり魅力的だ。リバプールの遠藤航、ブライトンの三笘薫、クリスタル・パレスの鎌田大地、リーズの田中碧といった日本代表クラスが挑戦し、クラブに必要不可欠な存在となっている。
鈴木の実力なら、今すぐにでも通用するだろう。まずはミランやバイエルンで名門の心得を学ぶプランをイチオシしたい一方で、直接プレミアリーグというルートも刺激的だ。
もしイングランドの地に飛び込むなら、残留争いを演じるクラブやボトムハーフで苦しむ古豪ではなく、いきなり「ビッグ6」を狙ってもらいたい。
今季の戦力を見るならば、現世界チャンピオンのチェルシーは狙い目だ。
今夏に行なわれたクラブワールドカップ以降、正GK争いのなかではロベルト・サンチェス(27歳)が好調を維持している。イージーミスがなく、むしろビッグセーブでチームを救っている。「今季の正GKはサンチェスでいいじゃないか」との声も聞こえてきた。
いや、昨シーズンまでもそうだった。サンチェスは一瞬だけファンを喜ばせるが、急に調子を崩しだすと、もとに戻るまで時間がかかる。カルロ・クディチーニ(1999年〜2009年)、ペトル・チェフ(2004年〜2015年)、ティボー・クルトワ(2014年〜2018年)といった名手の系譜からは外れている印象が強い。
しかし、鈴木のポテンシャルであれば、チェルシーの一番手として正当に評価されても不思議ではない。同じピッチで見てもらえさえすれば、サンチェスとのポジション争いには勝てる。
鈴木とパルマの契約は2029年6月まで残っている。今のところクラブ側に放出する意思はなく、カルロス・クエスタ監督も高く評価している。
「無駄がない初動を基本とする守りはもちろん、我々の攻撃はザイオンの正確なフィードから始まるケースが非常に多い」
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