サッカー日本代表・鈴木彩艶の市場価値が倍増! 若きGKを欲しがるビッグクラブ3選 (2ページ目)
【24歳以下ではトップ10入り】
メニャンの近況を踏まえると、早ければ来年1月、遅くとも今シーズン終了後にミランは新たなGKの獲得に動かなければならない。ヨーロッパで高く評価される鈴木に白羽の矢が立つ可能性は十分すぎるほど漂ってきた。
一方、イタリア以外はどうか。隣国ドイツは世界に誇るGK大国である。ゼップ・マイヤー、ボド・イルクナー、オリバー・カーン、マヌエル・ノイアー、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンなど、歴史を彩る名手を次々と輩出している。
2010年の南アフリカワールドカップ以降のドイツ代表を支え、バイエルンの「絶対守護神」として君臨してきたノイアーも、ユニフォームを脱ぐ日が近づいてきた。来年3月には40代に突入し、現行の契約も今シーズンかぎりで満了を迎える。
ただ、「世界一用意周到」なバイエルンのことだ。後継者問題にはすでに着手済みと考えていいだろう。ブンデスリーガから引き抜く得意技を駆使するなら、超人的な反応速度を誇るノア・アトゥボル(23歳/フライブルク)か、足もとのボールさばきと正確なフィードに定評のあるマルク・フレッケン(32歳/レバークーゼン)か。
それら新GK獲得リストに、鈴木の名前が含まれていても不思議ではない。昨シーズンはクロスを55回キャッチした(『sky sports』)。これはエスパニョールのジョアン・ガルシア(現バルセロナ)に次ぐ5大リーグ2位の数字である。
バイエルンにはヨナス・ウルビヒ(22歳)という才能豊かな若手もいるが、今シーズンは二番手のポジションも約束されていない。出場のチャンスは限られており、データの更新は困難である。
一方、鈴木はパルマの第一GKだ。データをさらに上積みできる可能性もある。GKのチョイスにうるさいバイエルンが、ついに日本人GKにすり寄ってくる日が来るかもしれない。
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