久保建英はラ・リーガ新シーズンでスター選手としての役割を果たす 会長にチーム強化も要求 (2ページ目)
【久保はトップ下やセカンドトップの選択肢も】
ゲデスは今夏、ラ・レアルが獲得した注目選手だ。バレンシアで華々しい活躍を見せたウインガーはイングランドとポルトガルで数年間低迷し、今季ラ・レアルでの復活を目指している。右利きで、電光石火の動きや強力なロングシュート、スペースを生かす能力を備えている。
新監督のセルヒオ・フランシスコは現時点で彼を右ウイングに配置している。キャリアであまりプレーしたことがない場所だが、バレンシア戦ですでに同ポジションで途中出場しており、シェラルド・ベッカーの代役として今後、久保の競争相手になり得るだろう。
ゲデスはベンチを温めるためではなく、レギュラーになるためにやってきた。理想的なポジションは左サイドだが、センターフォワード、セカンドトップ、トップ下でのプレー経験もある。さらに、バレネチェア、オヤルサバル、オスカールソン、そして攻撃的なMFの選手たちも試合に出るための能力を持ち合わせているため、前線のポジション争いは激化する。
久保はラ・レアルのスター選手だが、ヨーロッパのカップ戦出場がない今季は試合数が少ないため、その地位を維持するためには、コンスタントにその実力を証明し続けなければならない。
久保を中でプレーさせる選択肢もあるが、オヤルサバルが時折そのポジションで起用されていることや、ブライス・メンデス、スチッチ、ザハリャン、ミケル・ゴティなどがいることを考えると難しいだろう。一方、チームが中盤ダイヤモンド型の4-4-2を採用した場合、久保がトップ下やセカンドトップとして起用される選択肢があるかもしれない。
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