久保建英の去就に関わるレアル・ソシエダの来季欧州カップ戦出場 スペイン人記者「残り7試合で4勝が必要」 (2ページ目)
【残り7試合で4勝が必要】
久保の将来に関してはあらゆることを考慮する必要があると思うが、欧州カップ戦に参加する権利を得られず、断ることができないオファーを提示する強豪クラブが現れた場合も考えておきたい。
問題は「ラ・レアル以外で久保が最も活躍できる場所はどこだろうか?」ということだ。彼の特徴を考えると、私はプレミアリーグにうまくフィットすると思っている。具体的なチームを挙げるなら、彼に注目しているリバプールが最適だろう。同じポジションのモハメド・サラーが契約更新したばかりとはいえ、リバプールは彼の代役を務め、他のポジションにもうまく適応できる選手を獲得して攻撃を強化したいと考えている。久保のプロフィールはそこに完璧に当てはまっているだろう。
ラ・レアルが久保の移籍を回避するためにできる最善策は、ラ・リーガの最終局面で奮闘し続け、欧州カップ戦の出場権を手に入れること以外にない。その直接のライバルであったマジョルカに悪い内容で敗れ、目標達成が少し難しくなったとはいえ、ラ・レアルにはまだその可能性が残されている。
少なくとも8位に入り、カンファレンスリーグの出場権を得るためには、勝ち点53が必要だ。例年のデータから8位のチームはその勝ち点でフィニッシュしている。それは残り7試合の勝ち点21のうち12を獲得、つまり4勝することを意味する。
今の流れからは極めて難しいミッションのように感じるが、ラ・レアルには近年、最後の最後でアクセルを踏み込み、最終的に目標を達成してきた実績がある。
バジャドリード戦とラス・パルマス戦の2連勝で取り戻した勢いが、なぜマジョルカ戦で止まってしまったのかを理解するのは容易ではない。なぜならラ・レアルは結果だけでなく、試合を通じて無力感や焦り、守備の脆弱さという悪いイメージを露呈したからだ。
彼らは感覚を取り戻して上昇気流に乗り、何よりもゴールを決めていたが、マジョルカ戦ではそのすべてが明らかに欠けていた。久保は前半まずまずのプレーを見せていたが、後半はチームメイトの不振が伝染し、皆と同じように調子を崩してしまった。
2 / 3