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田中碧は冬の市場で移籍すべきじゃない 名門リーズを昇格させて来季悲願のプレミアリーグへ (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【自動昇格できるのはリーグ上位2チーム】

 遠藤航がリバプールに、冨安健洋はアーセナルに所属している。両クラブも老舗ブランドであることに疑いの余地はなく、そこで日本人選手がプレーするなど、イングランドサッカーを50年以上も追い続ける筆者にとっては隔世の感がある。

 12月14日現在、12勝6分3敗のリーズはシェフィールド・ユナイテッドに次ぐ2位。37得点はチャンピオンシップ最多であり、15失点はバーンリー、シェフィールド・Uに続く3番手だ。リーズは攻守のバランスもすばらしく、自動昇格圏内をキープしている。その中心に君臨するのが『AO TANAKA』だ。

 あえて繰り返す。来年1月の市場で移籍すべきではない。名門復活の担い手として、リーズとともにプレミアリーグへ──。

 胸もときめく大団円だ。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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