三笘薫の「縦抜け」が激減しているのはなぜか プレミアリーグ日本人対決は鎌田大地に軍配 (4ページ目)
チームに勢いをもたらすことができずにいる。こじつけるわけではないが、それが三笘のプレーにも影響を与えている気がする。昨季より縦抜けにトライする数は激減した。大胆なアタッカーというより、小器用なMF的プレーになっている。イケイケな感じがしないのだ。
とはいえ、この試合でも三笘は先発フル出場を果たしている。10点満点の採点なら7は十分に出せるだろう。一方、30分+アディショナルタイムの出場に留まった鎌田は6.5か。今後に向けて楽観的になれるプレーぶりだった。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。
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