三笘薫、久保建英...欧州サッカー日本人選手の活躍が毎週楽しみ! 注目5クラブの最新布陣と戦い方 (2ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

ブライトン(イングランド)

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FW/ウェルベック(ファーガソン)(ルター)
MF/三笘(アディングラ)、ジョアン・ペドロ(エンシーソ)、ミンテ(マーチ)
MF/バレバ(ウィーファー)、アヤリ(ミルナー)(オライリー)
DF/ヒンシェルウッド(エストゥピニャン)(カドゥオール)、ダンク(イゴール)、ファン・ヘッケ(ウェブスター)、ランプティ(フェルトマン)
GK/フェルブルッヘン(スティール)

 プレミアリーグに昇格して8シーズン目を迎えるブライトンが、成熟を感じさせるオフを過ごした。これまでは中小クラブの宿命として、活躍した主力選手をビッグクラブに引き抜かれてきたが、一昨季にリーグトップの利益を計上し、今オフは昨季の主軸をほぼ放出しなかった。

 そのクラスで手放したのはMFパスカル・グロス(ドルトムントへ)とMFビリー・ギルモア(ナポリへ)くらいで、彼らが抜けた中盤はマッツ・ウィーファー(フェイエノールトから)とマット・オライリー(セルティックから)で補填しつつ、ともに20歳のカルロス・バレバとヤシン・アヤリの成長にも期待できる。利他的なFWジョルジニオ・ルター(リーズから)、右ウイングの一番手ヤンクバ・ミンテ(ニューカッスルから)、EURO2024で名をあげたサイドバック、フェルディ・カドゥオール(フェネルバフチェから)ら、複数の即戦力も獲得し、2シーズンぶりの欧州カップ戦の出場権を狙う。

 昨季後半戦を負傷で棒に振った三笘薫は例年どおり、左ウイングのレギュラーを張る。「昨季は彼の不在を痛切に感じた」とFWダニー・ウェルベックが言ったように、この27歳のアタッカーの状態がチームの不沈の鍵を握る要素のひとつになりそうだ。

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