久保建英、レアル・マドリードに惜敗もチームは復調の兆し 「想定以上にいい試合ができた」
9月14日、ラ・リーガ第5節、レアル・ソシエダ対レアル・マドリード戦の撮影取材のため、スペイン北部バスク州サンセバスチャンを訪れた。
代表ウィーク明けとなった今節、ソシエダ所属の久保建英は、日本代表として臨んだ対中国戦、バーレーン戦からの合流となった。この先、週2試合の過密日程が続くこともあり、長旅の影響も考えられたが、久保にとっては古巣であり、昨季リーガ優勝、チャンピオンズリーグ制覇のマドリードを相手にフル出場、存在感を発揮した。
ルカ・モドリッチと競り合う久保建英この記事に関連する写真を見る ただ、ソシエダは3度ポストにシュートを阻まれるなど、好機を生かすことができなかった。すると、後半に入ると、53分、ヴィニシウス・ジュニオール、75分にはキリアン・エムバペと、2度のPKを与えて失点してしまった。今季ホームでの勝利がないソシエダは、最後まで反撃を試みたが、試合は0-2のまま終わりを迎えた。
ゲーム終了後、久保は手を合わせ、じっとサポーターに向き合った。
試合後、会見に臨んだ久保は、「いい気分じゃないです。想定していた以上にいい試合をすることができた。ただ結果は敗戦です」「3度のポストに、自分も含めほかにも決定機があった」と、決定機を逃したことを悔やんだ。
レアル・マドリード戦後、客席に向かって手を合わせた久保建英この記事に関連する写真を見る ただし、「チームはよくなっている」と、前節までの低調ぶりとは雰囲気が違うことを強調する。次節は浅野拓磨のいるマジョルカと対戦する。
プロフィール
中島大介 (なかしま・だいすけ)
1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。