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久保建英、一瞬の鋭敏な「察知」で4カ月ぶりホームでの勝利を引き寄せる

  • 中島大介●取材・文・撮影 photo&text by Nakashima Daisuke

 3月15日、ラ・リーガ29節。久保建英所属のレアル・ソシエダは、ホームのサンセバスチャンでカディスと対戦、2対0で勝利した。

 久保は先発出場すると、先制点の起点となり、約4カ月ぶりとなるホームでの勝利を引き寄せた。

 前節はハムストリングと背中への違和感を訴え、ベンチ入りしたものの出場はなかったが、カディス戦は右ウイングで出場すると、不安を感じさせないプレーを見せた。そして前半28分、ソシエダがコーナーキックのチャンスを得ると、久保がキッカーとしてポジションにつく。

 久保は相手の陣形が整っていないことを察知すると、素早くグラウンダーのパスを送った。ニアポスト付近でパスを受けたミケル・オヤルサバルがヒールで軌道を変えると、フリーのミケル・メリーノがダイレクトで蹴り込み、先制点を奪った。

 右サイドで攻撃の起点になり続けようとした久保は、後半21分までプレー。ピッチをあとにする際には、大きな拍手が送られた。

この記事に関連する写真を見る 写真はソシエダ先制点のセレブレーション。ゴールに関与した久保、メリーノ、オヤルサバルのもとにメンバーが集まり、ゴールを祝福した。

著者プロフィール

  • 中島大介

    中島大介 (なかしま・だいすけ)

    1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。

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