久保建英ら欧州サッカー日本人選手79名の所属クラブリスト 23-24シーズンは誰がどこでプレー? (2ページ目)

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • photo by Getty Images

イタリア(同4位)

鎌田大地(MF/ラツィオ)

 フランクフルト退団が発表されてから、なかなか新天地が決まらなかった鎌田。最終的に選んだのはセリエAのラツィオだった。かつては中田英寿や名波浩、中村俊輔、長友佑都、本田圭佑など、多くの日本人が活躍してきたイタリアだが、今季は鎌田のみとやや寂しい。第3節、アウェーのナポリとのビッグマッチで決勝点を決め、早速その実力を見せつけた。

フランス(同5位)

伊東純也(FW/スタッド・ランス) 
中村敬斗(FW/スタッド・ランス) 
南野拓実(FW/モナコ) 
オナイウ阿道(FW/オセール/2部)

 昨季、攻撃の中心としてチームを牽引した日本代表の伊東は、今季も大黒柱として活躍するだろう。そんなスタッド・ランスに同じく日本代表の中村が加入。伊東との両翼でリーグ・アンの猛者を相手に大暴れを期待したい。また、トゥールーズでプレーしていたオナイウは、2部のオセールへと活躍の場を移した。

オランダ(同6位)

上田綺世(FW/フェイエノールト) 
小川航基(FW/NEC) 
佐野航大(MF/NEC) 
斉藤光毅(MF/スパルタ) 
菅原由勢(DF/AZ) 
長田澪(GK/フォレンダム)

 最大の注目は、上田綺世が昨季王者のフェイエノールトにクラブ史上最高額の約1000万ユーロ(約15億円)の移籍金で加入したことだ。早速第4節でゴールを記録し、チームへスムーズに適応しそうだ。ほかにも代表組の菅原由勢はもちろん、小川航基、斉藤光毅など、今後代表に選ばれる可能性もある選手たちの活躍も楽しみだ。

ポルトガル(同7位)

守田英正(MF/スポルティング) 
相馬勇紀(MF/カーザ・ピア) 
藤本寛也(MF/ジル・ヴィセンテ) 
渡井理己(MF/ボアヴィスタ) 
行友翔哉(MF/ファマリカン) 
中村航輔(GK/ポルティモネンセ) 
三浦知良(FW/オリヴェイレンセ/2部) 
小枇ランディ(FW/オリヴェイレンセ/2部) 
永田滉太朗(MF/オリヴェイレンセ/2部) 
小久保玲央ブライアン(GK/ベンフィカB/2部)

 昨季から名門スポルティングに加入した日本代表の守田英正は、不動のレギュラーボランチに定着し、CLの舞台も経験。欠かせない戦力として今季も間違いなく活躍するはず。代表組では相馬勇紀が1月にカーザ・ピアへ期限付き移籍で加入し、第18節に1ゴール1アシストの活躍。今季終了まで期限を延長した。また、昨季2月に2部のオリヴェイレンセへ期限付き移籍していたカズは、今季も期限延長でプレーを継続している。

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