ハーランドとウーデゴールのホットライン発動。見事なゴールのカラクリに迫る
国内、世界のサッカーから、戦術的に優れたプレーをQ&A形式で紹介。今回はノルウェー代表のゴールシーン。ハーランド&ウーデゴールという、プレミアリーグで輝くトップ選手同士の見事なコンビネーションがあった。
Question
センターバックがボールを持ったノルウェーは、このあとどのように崩したか?
UEFAユーロ2024予選のグループA第4節、ノルウェー対キプロスが行なわれ、ホームのノルウェーが3-1で勝利。今予選でようやく1勝目を手にした。
前半立ち上がりからノルウェーが一方的に主導権を握り、キプロス陣内でゲームを進めると、前半12分にオラ・ソルバッケンが左足で決めてノルウェーが先制する。その後も決定機を作るが、キプロスが耐えしのんで1-0で折り返した。
後半もノルウェーが押し続けると、後半11分にアーリング・ハーランドがPKを決めて2-0。直後の15分にもハーランドが加点して3-0となり、キプロスがアディショナルタイムに1点を返すも、3-1でノルウェーの勝利となった。
今回は、ノルウェーの3点目のシーンを取り上げる。
後半15分、キプロスを相手陣内に押し込んだノルウェーが、左サイドからセンターバック(CB)のレオ・エスティゴール、ステファン・ストランドベルクとつなぎ、相手のプレッシャーがないところでボールを持ち出した。
DFラインからボールを持ち出したあと、ノルウェーはどのように相手を崩したかこの記事に関連する写真を見る このあと、キプロスのグリゴリス・カスタノスがボールに向かって出てきたところを、ノルウェーはどのように崩したか、というのがQuestionである。
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プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。