久保建英が「感動的」なプレーで絶賛されるもフル出場ならず。「理解できない」交代はなぜ起こってしまったのか (3ページ目)
また、フランス人のアリ・チョは、1500万ユーロ(約20億円)とも言われる莫大な移籍金で獲得した19歳のアタッカーであり、このまま眠らせることはできない。やはり、プレー時間を必要としている。大金にも化ける逸材なのだ。
それ故、現地各紙の記事もふたりの不出来を責めるよりも、交代を命じたアルグアシル監督への批判になっているわけだが......。
次節、ラ・レアルは本拠地でヘタフェと対戦する。久保にとっては、またしても古巣との対決となる。来季のCL出場権をかけ、連敗はできない。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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