レアル・マドリード、バルセロナから、鎌田大地活躍のフランクフルトまで。欧州サッカー注目チームの最新布陣をチェック (5ページ目)
【ナポリ】
セリエA:1位
(21試合/18勝2分1敗/51得点15失点/勝点56)
チャンピオンズリーグ:グループA1位通過
(6試合/5勝1敗/20得点6失点/勝点15)
ラウンド16でフランクフルトと対戦
この記事に関連する写真を見るFW:クバラツケリア(ラスパドーリ)、オシムヘン(シメオネ)、ロサーノ(ポリターノ)
MF:ジエリンスキ(エルマス)、アンギサ(ガエターノ)
MF:ロボトカ(エンドンベレ)
DF:ルイ(オリベラ)、ラフマニ(ファン・ジェズス)、キム(エスティゴー)、ディ・ロレンツォ
GK:メレト
夏にカリドゥ・クリバリ、ロレンツォ・インシーニェ、ドリース・メルテンスと、長年に渡って攻守の主軸を務めてきた面々を放出した時は、熱い地元サポーターがフロントに楯突いたが、蓋を開けてみれば、奇跡的な快進撃を続けている。
CLのグループステージでは今季最多の20得点を記録し、リバプールやアヤックスを抑えて首位で突破。セリエAでも次点のインテルにすでに勝ち点13差をつけ、早くもスクデットが見えてきている。しかも得点や失点はもちろん、ボール保持率やシュート数、アシスト数でもトップに立つ完璧な足取りだ。
補強戦略も見事の一言。2020-21シーズン開幕前に獲得したビクター・オシムヘンはここ2年半で急成長し、今季は目下、得点ランキングのトップに立っている。
また今夏に迎えたクビチャ・クバラツケリアは旧ソ連地域を除き、ほぼ国際的に無名の存在だったが、緩急自在のドリブルと鋭いキックで頻繁に決定機に関与。現在、リーグ最多アシストを記録するジョージア代表を、一部のファンは"クバラドーナ"と呼び、かつての英雄と重ね合わせている。
著者プロフィール
井川洋一 (いがわ・よういち)
スポーツライター、編集者、翻訳者、コーディネーター。学生時代にニューヨークで写真を学び、現地の情報誌でキャリアを歩み始める。帰国後、『サッカーダイジェスト』で記者兼編集者を務める間に英『PA Sport』通信から誘われ、香港へ転職。『UEFA.com日本語版』の編集責任者を7年間務めた。欧州や南米、アフリカなど世界中に幅広いネットワークを持ち、現在は様々なメディアに寄稿する。1978年、福岡県生まれ。
◆【画像】マンチェスター・C、パリSGのビッグクラブからアーセナル、ブライトンら日本人所属クラブまで。欧州サッカー注目クラブの最新フォーメーション
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