バルセロナ・ラフィーニャのチャンスを演出する動きが秀逸。セビージャの守備を崩したシーンに注目
Question
ケシエがボールを受けたあと、前線のラフィーニャはどのように動き出したか?
ラ・リーガ第20節、バルセロナ対セビージャが行なわれ、ホームのバルセロナが3-0で勝利。好調のバルセロナは公式戦13試合負けなしで、2位のレアル・マドリードとの勝ち点差を8に広げている。
試合の序盤から圧倒的にボールを握るバルセロナだったが、守護神ヤシン・ブヌを中心に5バックで守るセビージャを相手に、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入ってもゲームを支配するバルセロナは、58分にフランク・ケシエのパスからジョルディ・アルバが決めて先制点。そこから70分にはガビ、79分にラフィーニャと続き、3-0で快勝となった。
今回はバルセロナの2点目のシーンを取り上げる。
70分、バロセロナの後方からのビルドアップで、ライン間にポジションを取ったケシエにロナルド・アラウホが縦パスを入れる。
そのケシエに対して、セビージャの左センターバック(CB)ネマニャ・グデリがプレッシャーをかけに出た。
中盤でケシエがボールを受けたあと、右前のラフィーニャはどのような動きを見せたかこの記事に関連する写真を見る 次の場面で、右前のラフィーニャはどのように動き出して、セビージャの守備を崩しただろうか、というのがQuestionである。
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著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。