ガラスの天才、マケレレ後継者、アフリカ王...。カタール行きを逃した12人のスター選手たち (4ページ目)
<サディオ・マネ(セネガル/FW/バイエルン/30歳)>
2019年と2022年にアフリカ年間最優秀選手を受賞したセネガルのエースストライカー。6年間所属したリバプールを離れて今季から3年契約でバイエルンの一員となったが、11月8日のブンデスリーガ1部ブレーメン戦で右足の腓骨を負傷してしまった。
当初はワールドカップの序盤を欠場し、途中から復帰できるという見方もあった。しかし、手術が必要であることが判明し、大会開幕が目前に迫った17日の夜、インスブルックでメスを入れることに......。大黒柱の離脱によるセネガル代表の戦力ダウンは計り知れない。
<ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ/MF/ASローマ/32歳)>
2014年からオランダ代表のレギュラーを張っていたワイナルドゥムだが、2021年夏のパリ・サンジェルマン移籍から歯車に狂いが生じ始めた。リバプール時代のような圧倒的な存在感に陰りが見え、出場機会は次第に減少。威信を取り戻すべく、今シーズンはASローマへのレンタル移籍を選んだ。
しかし、移籍直後の8月に脛骨骨折という大ケガに見舞われ、復帰時期は「2023年以降」という診断結果に......。ワールドカップに出場するという野望は、夏の時点で早くも崩れ去ってしまった。
<ディオゴ・ジョッタ(ポルトガル/FW/リバプール/25歳)>
10月中旬のマンチェスター・シティとの大一番で、終了間際に負傷退場。正確なフィニッシュだけでなく、周囲の状況を素早く判断して味方の得点をお膳立てできる攻撃のキーマンが不在となったことは、ポルトガル代表にとって大きな痛手だ。
手術の必要こそないものの、リバプールのクロップ監督は「数カ月の離脱になる。彼にとっても、我々にとっても、ポルトガルにとっても、とても悲しい知らせだ。ふくらはぎの筋肉に、かなり深刻な怪我を負っている」と語り、本人も「夢は最悪の形で終わってしまった。最後の1分で、ひとつの夢が崩れ落ちた」と嘆いた。
4 / 5