鎌田大地が明かすほとばしるような自信。「自分が絶対的な存在だとわかっている」 (2ページ目)
「自チームの延長戦がW杯」
「今は自分にとってすべてがうまくいってると思う。ブンデスリーガでもいい位置につけて、個人としても数字を伸ばせている」
鎌田はこの日のゴールでCLでは3試合連続得点。ブンデスリーガでも、第14節を終えすでに7得点4アシスト。その活躍ぶりにはひとつの曇りも見当たらない。
ただし、代表に対しての特別な気負いはないと、あらためて強調する。
「これもずっと言ってますけど、ワールドカップのシーズンではあるけれど、ワールドカップのためにはまったくプレーしてない。自チームでの延長戦がワールドカップだと思っていて、今、とてもコンディションもいいし、数字も残してきて、ある程度自信もあるというのは、チームでのプレーにフォーカスしたからこそだと思っています。だからこそ代表にうまく行けると思うし、これが自分のやり方で、間違ってないかなというふうに思います」
チームで全力を尽くすからこその代表。それは自身のパフォーマンスについてだけでなく、CL決勝トーナメントやブンデスリーガでの上位争い(第14節終了時点で4位)という環境に身を置くこと自体がW杯につながっているというのだ。
「ドイツとスペインの代表選手はCLに出てるような選手しかいないので、そういう意味では同じ土俵にいられるというのはいいことだと思います」
CLがドイツ代表、スペイン代表の基本レベルだとすると、日本は海外組が増えたとはいえ、まったく及ばない。今季CLに出場した日本人は6選手いるが、決勝トーナメントに進出したのは結局、鎌田と長谷部誠だけだった。その意味では、現在の欧州のトップレベルを肌で知る数少ない貴重な選手でもある。
「僕自身はいつも言ってますが、ワールドカップもそうですけど、個人の目標として、CLの決勝トーナメントにいつも出るような大きなクラブでやりたいという目標がある。僕的にはもう26歳で、常にこういうチャンピオンズのような舞台でプレーしないとダメだと思います。個人的にもそれはすごく大事なことです」
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