南野拓実、カタールW杯へ調子は上向きか。ゴール前で得意の動きが出てきた (2ページ目)
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南野がハーフスペースに動いてパスを呼び込み、クロスにエンボロが合わせた
ゴロビンの斜めの動き出しにより、トゥールーズは右SBビアコロが釣り出され、センターバック(CB)のアンソニー・ルーオーとの間に大きくスペースが空いたところがポイントである。
この時、ボールを持った左SBのエンリケがクロスをあげられる体勢であるため、相手CBのルーオーは中央を空けられず、スライドはできなかった。そこへ右サイドから中へ入ってきていた南野が、空いたハーフスペースへ走り込んだ。
空いたハーフスペースに南野が走り込んで縦パスを受けクロス。エンボロのゴールをアシストこの記事に関連する写真を見る その南野の動き出しに対し、エンリケはクロスのキックモーションをキャンセルしてタメを作り、南野へ縦パスを入れた。ルーオーはサイドから進入してきた南野を見ていたが、ハーフスペースへの動き出しの対応がやや遅れ、南野は抜け出すことができた。
ゴールライン際まで進入した南野は、左足のワンタッチで浮き球のクロスを入れる。そのボールに、中央にいたエンボロがファーへ動いてヘディングで合わせ、ゴールが決まった。相手の一瞬の隙を見逃さなかった、南野の動き出しの質が効いたシーンだった。
モナコは次節、4位のマルセイユと上位対決を戦い、ワールドカップブレイクに入る。この試合でアシストを決めた南野だが、次節はゴールという結果を残し、カタールへ旅立ちたい。
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