エムバペとネイマールのワンツーはまるで兄弟漫画のよう。ユベントスの「PSG対策」も開始5分で粉砕 (3ページ目)
疑問の残るガルティエ采配
まさに22分の追加点は、それが効果を示したシーンだった。ヴェラッティがセルヒオ・ラモスとワンツーで前進すると、大外のハキミにパス。そこからハキミとエムバペのコンビネーションプレーによって、エムバペの2点目が生まれている。
ただし、この試合のPSGが完璧だったかと言えば、そうではなかった。それが、後半の戦いぶりである。
苦しい展開に追い込まれたアッレグリ監督は、後半開始にミレッティを下げてウェストン・マッケニーを投入。4−4−2に陣形を修正し、PSGのダブルボランチの両脇から前進する作戦に変更すると、それが奏功してボール支配率がアップ。PSGが5バックになる時間が増え、試合の流れは大きく変わった。
たしかに今シーズンのMNMは、守備的タスクもよくこなす。特にネイマールとリオネル・メッシが守備をするシーンをよく目にするが、それでも、ダブルボランチの両脇を埋めるようにブロックの列に加わり、守備に専念するほどではない。
そうなると、苦しくなるのがヴェラッティとヴィティーニャだ。5バックの前で横幅68メートルのピッチをスライドしながらカバーするのはさすがに無理がある。中盤で数的優位になったユベントスは次第に勢いを増し、PSG陣内で試合を進める時間が増加した。
問題は、それをベンチから見ていたクリストフ・ガルティエ監督が特に修正を施せなかった点だ。
件のモナコ戦でもそうだったが、この試合でも3−4−2−1の陣形はそのまま。しかも、MFマヌエル・ロカテッリ(68分)、DFマッテア・デ・シリオ(74分)と、次々とフレッシュな選手を投入したアッレグリ監督に対し、ガルティエ監督が最初に動いたのは、ハキミに代えてDFノルディ・ムキエレを、ヴィティーニャに代えてMFダニーロ・ペレイラを投入した78分のことだった。
すでに53分にはコーナーキックからユベントスのマッケニーが反撃の狼煙をあげるゴールを決め、スコアが2−1となっていたにもかかわらず、である。
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