2022.06.14

超リッチなロナウド、バイエルン復帰のカーン…2002年W杯決勝両軍のスターたちはいま

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko
  • 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

日韓W杯20周年×スポルティーバ20周年企画
「日本サッカーの過去・現在、そして未来」
あのスター選手はいま(1)

 2002年、アジアで初めて行なわれた日韓W杯。それは我々日本人が世界のサッカーに間近でふれることができたすばらしい1カ月だった。あれから20年、あの大会を彩ったスターたちはいったいどうしているのだろうか。その現在を追ってみた。

2002年W杯の得点王となったロナウド(ブラジル)2002年W杯の得点王となったロナウド(ブラジル) この記事に関連する写真を見る ロナウド(ブラジル)

 大会を彩ったスター選手としてまず思い浮かぶのは、大五郎カットで登場したロナウドだろう。計8ゴールを決め大会の得点王となり、ブラジル優勝の原動力となった。

 ロナウドは2011年にコリンチャンスで現役を引退。まだ34歳だったが、膝のケガと甲状腺の病気が、プレーを続けることを許さなかった。

 選手として栄華を極めたために、サッカーシューズを脱いでからは身の振り方を誤ってしてしまうスターも多いが、ロナウドは成功組のひとりだ。選手時代に得た豊富な資金を使って実業家に転身。さまざまなビジネスに携わっていて、おおむね大成している。

 引退後、すぐにスポーツ芸能事務所を作り、2016年まで続けていた。ネイマールも顧客で、ネイマールの売り出しに成功し、彼のその後の躍進はこの事務所のおかげだったとも言える。

 2017年には「オクタゴン・ブラジル」というマーケティング会社に投資、現在も取締役のひとりでもあり、eスポーツの会社ともコラボしていた。2018年にはスペインのクラブ、バジャドリードの株51%を買い取り、2019年には持ち株比率を約73%まで引き上げており、実質的なチームオーナーとなった。

「自分は他のオーナーにないものを持っている。私は選手の気持ちがわかるオーナーだ」と、就任時にロナウドは英『フィナンシャルタイムズ』紙に語っていたが、選手から見ればあまりにも偉大すぎて、やはり普通の選手の気持ちはやはりわからないのではないかと陰で言われている。 

 ロナウドはNASL(北米リーグ)のフォートローダーデル・ストライカーズのオーナーのひとりでもあり、またブラジルのレーシングチームA1チームブラジルの共同オーナーでもある。さらに「R9」という自身のサッカースクールも、ブラジルをはじめ、中国やアメリカなどで展開している。