今季ラ・リーガ総括でスペイン人記者が選んだベストイレブン。久保建英の評価も聞いた
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スペイン最大手スポーツ紙マルカのマリオ・コルテガナ記者が、今季ラ・リーガのベストイレブンを選出。こちらではGKとDFの選手たちを紹介する。また、今季はマジョルカで1シーズンプレーした久保建英も評価してもらった。
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文句なしのナンバーワンGK
GK/ティボー・クルトワ(レアル・マドリード/ベルギー)
今季のクルトワは、まさに"プライスレスな防壁"と呼ぶに相応しい。
パフォーマンスに波のあったカルロ・アンチェロッティ監督率いる今季のレアル・マドリードにおいて、彼の存在は数少ない信頼できる要素となった。奇跡的なセーブでチームのピンチを幾度となく救い、常に期待以上のパフォーマンスを見せてくれた。
リーガ36試合に出場し16回のクリーンシートを達成。世界で最も要求が厳しいと言われるサンティアゴ・ベルナベウのサポーターをも唸らせ、今季のリーガで文句なしのナンバーワンGKと言えるだろう。
数々のビッグセーブで今季のレアル・マドリードを救ったクルトワ photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見るDF/ジュール・クンデ(セビージャ/フランス)
クンデは弱冠23歳ながら、すでにリーガを代表するDFのひとりだ。
チャンピオンズリーグ出場権を再び獲得したジュレン・ロペテギ監督指揮下のセビージャが、リーガ最少失点チームとなる上で彼の影響力は絶大だった。
センターバック(CB)だけでなく、時に右サイドバックとしても高い守備力を発揮し、ボールリカバリーにも優れていた。さらに攻撃的な精神も持ち合わせ、類稀な空中戦の強さにより敵陣でも存在感を発揮した。
またビルドアップで重要な役目を務め、DFとしての完成度が非常に高く、今夏、名だたるビッグクラブに狙われている。
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