今季、欧州で最も活躍した日本人選手は誰だ。MVPは満票で鎌田大地に (4ページ目)
奥川雅也(ビーレフェルト)
Jリーグでの実績がほとんどないままの海外移籍だったが、身の丈に合ったクラブを渡り歩き、徐々に力をつけてきた。チームは2部降格になってしまったとはいえ、33試合出場8ゴールは立派な数字だ。ヨーロッパでのキャリアにおいて、一段階ステップアップしたと言えるだろう。ドイツ国内では、奥川のプレーを香川真司と重ねる見方があるようだが、体の使い方や動かし方を見ていると、乾貴士と大津祐樹を足したような印象を受ける。ドリブルは魅力的だ。
鎌田大地(フランクフルト)
数字の上では昨季ほどのインパクトを残せていないが、何よりもチームの主力としてELで優勝を果たしたことは高く評価すべき。時間とスペースが限られるハイレベルな舞台でも、落ち着いたプレーで高い技術を発揮。チャンスメイクだけでなく、自身も積極的にゴールを狙う姿勢には風格すら感じられる。日本代表にとっても、この特別な才能をどう生かすかが、ワールドカップでのカギかもしれない。
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