CLで絶対に外せないFW5選。欧州通の玉田圭司が現地イングランドで感じた凄みとは (4ページ目)

  • PROMOTON 中山 淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi

ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード)
 ジョアン・フェリックスは以前から注目していた選手ですが、当初はアトレティコではなく、他のチームに移籍したほうが彼のよさが発揮できると見ていました。ただ、ここにきてディエゴ・シメオネ監督の信頼を勝ち取って、ようやくFWの一番手にもなってきましたし、彼のプレーから責任感が感じられるようになりました。

 もともと持っている能力は申し分がありませんでしたが、最近はひと回り大きくなった印象で、ラウンド16第1戦で見せたダイビングヘッドのゴールは、彼の充実ぶりを象徴していると思います。プレーの幅も広がりました。

 彼は典型的なCFではなく、少し下がってボールをもらい、ボールと戯れながら、また前線に自分も顔を出せるオールラウンダー。サイドからドリブルでカットインしてからシュートも狙えますし、前線ならどこのポジションでもプレーできるのも強みです。

 これまで我慢してきたことも多かったと思いますので、これからは思う存分、自分らしいプレーをして勝利に貢献してくれるのではないかと思います。

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【Profile】
玉田圭司(たまだ・けいじ)
1980年4月11日生まれ、千葉県出身。市立習志野高から99年に柏レイソルに入団。06年からは名古屋グランパスでプレーし、チームのリーグ初優勝に貢献。その後15年からセレッソ大阪、17年から名古屋、19年からV・ファーレン長崎でプレーし、2021年シーズンを最後に引退した。J1通算366試合出場99得点。J2通算164試合出場34得点。日本代表はAマッチ72試合出場16得点。06年ドイツW杯、10年南アフリカW杯メンバー。

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