プレミアリーグで絶対注目の11人。元日本代表の水沼貴史氏が激推し! (5ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • photo by Getty Images

ラフィーニャ 
MF/リーズ/ブラジル

 左利きのラフィーニャは、4-1-4-1の中盤の右サイドが主戦場で、ブラジル代表にも選ばれています。リーズのなかでは一番テクニックがあって、縦に速いサッカーのなかでタメや変化をつけられて、ちょっと異質な感じも匂わせる攻撃的な選手です。

 リーズもマルセロ・ビエルサ監督(アルゼンチン)なので、非常にハードワークが求められるチームです。そのなかでラフィーニャは右サイドから左足で中に入ってくるプレーが好きなんですけど、ドリブルもできるし、パスもできる。それがありながら守備の負担にもしっかりと応えられる。今後さらに伸びていく選手のひとりですね。

 ラフィーニャのようなテクニックがあって、ドリブルが大好きなタイプの選手はビエルサのようなサッカースタイルになかなかマッチしないのかなと思っていましたが、今では攻撃で欠かせないピースとなっています。

 ビエルサのサッカーに触れたことでサッカー観も変わっただろうし、これから考え方も変わってくるだろうし、今後どうステップアップしていくのか注目しています。

ブライアン・エンベウモ 
FW/ブレントフォード/フランス

 今季、ブレントフォードはチーム全体での超ハードワークをベースに、どんなチームにも怯まず、果敢に立ち向かっていくスタイルで、昇格組ながら序盤戦のサプライズとなりました。

 エンベウモはそんなチームでストライカーを務める選手です。22歳とまだ若く、左利きでゴールへの嗅覚も鋭くて、パス能力も高いのでチャンスメイクにも長けています。

 イヴァン・トニーと2トップを組んでいるんですけど、機動力があって、スタミナも豊富で、相手が嫌がるような動き方ができ、ブレントフォードの躍進には必要不可欠な選手になっています。トニーとのよいコンビネーションからの攻撃は強力で、ただ単にハードワークというだけでなく、チーム躍進の理由には彼らの存在も大きい。

 ホームの開幕戦で、アーセナルを破ったのがすごく印象的でした。それほど大きくはないけれどスタジアムはイングランドらしい雰囲気で、なによりサポーターたちがすごく楽しそうにしているんですよね。トップリーグでのプレーは74年ぶりだそうです。アーセナルを破っただけでなく、リバプールにも3-3のすごいゲームをしていて、今後も他チームは苦戦を強いられると思います。

 ただ、こうしたチームは、序盤はよくても段々と失速してくることが往々としてあるので、エンベウモを中心に今のうちに注目しておいたほうがチームですね。

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