遠藤航と長谷部誠に共通する強いメンタルと欧州で成功するためのスキル (4ページ目)
吉田の場合は、これまでオランダやイングランドでの経験があるだけに、どんな使われ方をしても、自身がすべきことを見失わない強みがある。そして32歳になっても新たな舞台に挑戦するハングリーさも持ち合わせている。日本代表のキャプテンが、守備の国と言われるイタリアでどんなエッセンスを取り入れ、今後どう変わっていくのかは楽しみでもある。
そのほか、今季はベルギーリーグで14得点を挙げている、シント=トロイデンの鈴木優磨、ゲンクの伊東純也や、ベールスホットの鈴木武蔵らは、結果を出して評価が高まっているのではないかと思う。日本人選手にとってヨーロッパサッカーの玄関口となるベルギーリーグからステップアップして暴れてくれるのを期待している。
そのためにもシーズン最終盤に向かうここからが、すべての選手にとって正念場と言っていい。高い注目をされながら苦しんでいる久保建英(ヘタフェ)や南野拓実(サウサンプトン)を含め、全員が来シーズンにつながるプレーをしっかり発揮してくれることを願っている。
4 / 4