本田圭佑のファンへの熱いメッセージが空回りに終わった残念な理由 (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 なぜなら、ここまでの対戦相手は中位以下のチームだったが、これからはトップ4を占めているアトレチコ・ミネイロ、フラメンゴ、サンパウロ、インテルナシオナルと強敵との試合が続く。シーズンは2月まであるとはいえ、降格圏から抜け出せなくなることも大いにあり得る。

 本田の呼びかけに対して、チームからの反応はなかった。チーム幹部たちは幹部たちで、11月23日に迫った会長選挙の根回しに忙しい。選手のSNSにいちいち反応してなどはいられなかった。この選挙の後には、幹部役員の顔ぶれも一新される。

 本田の熱いメッセージは空回りに終わってしまった。せっかく投げかけるなら、もう少しタイミングを見計らえばよかったと、残念に思うのだ。

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