大迫勇也へ掌返しの辛辣評価。ブレーメン1部残留でも来季は不透明

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 ブンデスリーガのレギュラーシーズン最終節。ブレーメン降格回避のヒーローは間違いなく大迫勇也だった。ケルンを相手に、大迫は2ゴールの活躍で6-1の勝利に貢献。長らく沈んでいた自動降格圏(17、18位)から、チームを救出したのだ。

 大迫は一躍ヒーローとなった。ブンデスリーガ公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、ブレーメン情報専門サイト『ダイヒシュトゥーベ』などからも高評価を与えられた。

 ブレーメンのスタジアムアナウンサー、アーント・ツァイグラーが開設しているYouTubeチャンネルでは、日本では有名な"大迫半端ないってTシャツ"を着て登場。ツァイグラーがどれだけ事情を理解しているのかは定かでないが、まさにこの日は大迫デーだった。

ハイデンハイムとのプレーオフでは2試合とも無得点に終わった大迫勇也ハイデンハイムとのプレーオフでは2試合とも無得点に終わった大迫勇也 そして迎えた2部3位ハイデンハイムとのプレーオフ。ところが、初めて1部昇格に王手をかけているチームを相手に大迫は沈黙した。ブレーメンのホームで行なわれた第1戦はスコアレスドローで終わり、大迫は84分に交代。アウェーでの第2戦は68分で退き、やはり無得点で終わった。

 後半アディショナルタイムに両チームが得点するという展開になった第2戦は、結局2-2で決着。ブレーメンはアウェーゴールのおかげで残留を果たした。

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