2020.07.07

同じ「国立競技場」でも日本とは大違い。羨ましかったユーロの舞台

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 赤木真二●写真 photo by Akagi Shinji

追憶の欧州スタジアム紀行(14)
ワルシャワ国立競技場(ワルシャワ)

 ユーロ2012。ウクライナとポーランドで共催されたこの大会は、両国各4、計8つのスタジアムすべてが、新築か改築された新しい建造物だった。

 ウクライナ側で最大規模を誇ったスタジアムは、決勝戦(スペイン対イタリア)など計4試合を開催したキエフのオリンピスキ。ポーランド側では、開幕戦(ポーランド対ギリシャ)や準決勝(イタリア対ドイツ)など計5試合を開催したワルシャワ国立競技場になる。

ユーロ2012の開幕戦の舞台となったワルシャワ国立競技場 いずれもUEFA認定のカテゴリーは4。最上位スタジアムだ。

 オリンピスキは2017-18シーズン、レアル・マドリードとリバプールが戦ったチャンピオンズリーグ(CL)決勝を開催。いっそう箔を付けているが、ワルシャワ国立競技場にはいまのところCL決勝を開催する予定はない。ヨーロッパリーグ(EL)決勝の舞台の選定では、ユーロ2012でポーランド側の会場となったグダニスクのスタジアム(スタディオン・エネルガ・グダニスク)に、どういうわけか先を越されている。