2020.07.06

リバプール優勝の原動力。マネとサラーの
規格外な攻撃のアイデア

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ
〜勝負を決めるワンプレー~

Question
このあとマネとサラーはどのようにして突破したか?

 1989-90シーズン以来、30年ぶりにリバプールがリーグ優勝を果たした。プレミアリーグとなってからは初の栄冠である。

 今季のリバプールは圧倒的な王者だった。第27節まで無敗を貫き、2003-04シーズンのアーセナル以来の無敗優勝が期待されたが、惜しくもアウェーのワトフォード戦に敗れて偉業達成はならなかった。

 しかし、優勝を決めた31節の時点で、ホームでは16戦全勝、アウェーでも12勝2分1敗と文句のつけようのない成績で、7節を残して早々とリーグタイトルを決めた。

 32節終了時点で失点数はリーグ最少、総得点はリーグ2位、とにかく攻守に隙がなかった。タイトな守備からの超高速カウンターは、このチームの代名詞である。そのカウンターの鋭い刃となるのが前線のサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノの3トップだ。

 なかでもマネとサラーのスピードと突破力は、世界でも屈指の破壊力を有している。第21節のシェフィールド・ユナイテッド戦では、そのふたりのコンビネーションからゴールが生まれた。

マネが左サイドから持ち込み、サラーは中央で止まった。このあと、このふたりはどのような突破を見せたか 後半19分、マネが左サイドからボールを運び、中央にはサラーが走り込んでいる。このあとふたりはどう突破しただろうか?