2020.07.01

福田正博が考察。久保建英の成長に理想的な来季のクラブは?

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by AFLO

福田正博 フットボール原論

■再開後のラ・リーガで、1試合ごとの活躍ぶりが注目されている久保建英。来季はどこでプレーするのかも話題となっている。福田正博氏が、今季の久保のパフォーマンスを振り返り、今後の成長に理想的な来季のクラブを考える。

 久保建英がスペインに渡って、1シーズンが過ぎようとしている。Jリーグでプレーしていた頃に比べて、より速く、より強くなったと思う。

マジョルカの1シーズンで着実な成長を見せた久保建英 もし、いまの久保がJリーグでプレーしたら、格段に違いを見せつけるはずだ。移籍当初はラ・リーガの当たりの強さに苦しむケースも見られたが、シーズンが進むにつれて、普通にプレーしている。

 これは本当にすごいことだ。

 判断のスピードはもともとあったが、フィジカル面でたくましさを増して、ラ・リーガの激しい攻防のなかでも十分に持ち味を発揮できている。

 振り返れば、昨夏にFC東京からレアル・マドリードに移籍し、さらにレンタル移籍でマジョルカにプレー機会を求めた選択は、間違いではなかったと思う。

 久保がマジョルカ行きを決めた際には、Bチームでもレアル・マドリードに残ったほうがいいとする意見も少なくなかった。実質3部リーグを戦うBチームであろうと、レアル・マドリードという組織の中にいたほうが、Aチームへの道は開かれるとの考え方によるものだ。