2020.06.29

一枚上手。好調インテルの攻撃の中心、
ルカクのフィニッシュワーク

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ
〜勝負を決めるワンプレー~

Question
ルカクはこのあとどうやってシュートに持ち込んだか?

 2005年から10年にかけセリエA5連覇を達成して以来、インテルはその栄光から遠のき、現在8連覇中のユベントスに長きに渡って覇権を奪われつづけた。

 しかし今季からアントニオ・コンテを新監督に迎えると、現在3位につけ、あの栄光以来のスクデッド争いに名を連ねている。

 今季のインテルはコンテサッカーを見事に体現し、開幕6連勝で序盤の主役となった。ウイングバックを含め、前線に4人を並べる攻撃は強力で、総得点の約8割を創出するロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスの2トップは、スピードとパワー、得点力を備えた、今季を象徴するユニットの一つだ。

 第25節のサンプドリア戦の先制点は、その2トップが起点となった。前半10分、後方からのロングフィードで抜け出したマルティネスが、右サイドでボールを収めると、バイタルエリアに走り込んだルカクにヒールパス。

右のマルティネスからボールを受けたルカク。正面に相手がいるなか、どのようにしてシュートに持ち込んだだろうか 正面には2人の相手がいるなか、左側からはクリスティアン・エリクセンが走り込んできた。さて、このあとルカクはどのようにしてシュートに持ち込んだだろうか?