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バルサが補強活動に積極的。ネイマールは断念、有力候補が2名いる (2ページ目)

  • 高橋智行●文 text by Takahashi Tomoyuki
  • photo by Getty Images

 なかでもフィリペ・コウチーニョは莫大な資金を生み出す可能性があり、放出の最有力候補だ。レンタル先のバイエルンが今夏、1億2000万ユーロ(約144億円)の買い取りオプションを行使しないため、バルサは新たな移籍先を探している。

 その候補には、本人が復帰を望むプレミアリーグのトッテナム、アーセナル、ニューカッスル・ユナイテッド、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの名が出ている。しかし今夏の移籍市場が新型コロナウイルスの影響を受け不況になると予想されるなか、バルサが移籍金に8000万ユーロ(約96億円)もの大金を求めているため、交渉は難航すると見られている。

 また、トッテナムがレンタルを希望し、手取り1200万ユーロ(約14億4000万円)の高額年俸、レンタル料として1000万ユーロ(約12億円)を支払う準備ができているという報道がある。

 一方、今夏の補強状況を見てみると、バルサの夢は当初、パリ・サンジェルマンのネイマールの3年ぶりの復帰だった。しかし1億5000万ユーロ(約180億円)を超える移籍金、5000万ユーロ(約60億円)の年俸を支払うことは、今のバルサには不可能なため、最終的に獲得を断念したと伝えられている。

 現在、獲得の最有力候補に挙がっているのは、インテルのアルゼンチン代表、22歳のラウタロ・マルティネスだ。クラブは33歳のルイス・スアレスの代わりとなる、得点力あるFWを求めており、チャンピオンズリーグで対戦した際にそのパフォーマンスを高く評価し、白羽の矢を立てた。

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