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ビッグクラブも金欠...だが本田圭佑の
ボタフォゴはリーグ再開に異論 (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「コロナウイルスの流行が今後どうなるかわからないうちは、試合再開がいつになろうともボタフォゴは練習を再開しない。州リーグの決定に歯向かえば罰金やその他ペナルティは免れないだろう。しかし金やポイントを失うほうが、選手の命を失うよりもずっといい」

 ボタフォゴも、台所事情は他のチーム同様に厳しい。先日は45人のスタッフを解雇し、それを免れたスタッフへの給料も滞りがちだ。早く試合を再開して財政を安定したいのはやまやまだが、それより守るべきものがあると彼らは考えている。モンテネグロは、チームが集まっての練習は、「5月中は絶対あり得ない」と言っている。

 そのかわり、ボタフォゴはかなり早いうちにオンラインで選手へのサポートを始めている。ズームやスカイプなど活用して、フィジカルトレーナーが個々の選手に対応したトレーニング方法を指導。栄養士による食事の指導、心理カウンセラーによる選手の心のケアにも着手している。

 メディアはこうしたボタフォゴの断固とした態度を支持している。国会議員になった往年の名選手ロマーリオも、リーグの早期再開には懐疑的だ。

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